解釈なんてわからないけれど、見て面白かった夢のメモ代わりに。最近のもあれば、大昔に見たけれど忘れられないものも。
以前はぼんやりとした薄暗がりみたいな色合いだったのですが、最近は常にあざやかなフルカラーの夢を見ています。何かが変わったんでしょうか。
本屋にある自分の本を取り返すが盗みと勘違いされないか不安に思う。ほかに似たような本がたくさんあるからだ。
旅をする青年に、少女が以前彼からもらった宝玉を返そうとすると、別な男がでてきてそれを奪おうとする。
振り切って少女の村に戻ると、村人は化け物を使役して生活するするようになっていた。が、うまく使役しきれず、化け物が暴れだしてしまう。
青年は使役の正しいやり方を村人に教えて村を去る。
少女はその後を追いかける。
小学校の高学年くらいの少女になった夢。
トンネルをくぐり、身の丈ほどもある雑草をかきわけて必死で逃げる。
追ってくるのは、錆びた包丁を持った同い年くらいの少女だ。ノースリーブで、あざやかな山吹色の花柄のワンピースを着ている。
私はヘテロセクシャルなのだが、何故か男性になって男性とセックスしたり、女性のままで女性とセックスする夢を見ることがある。
夢の中で、私は男になっている。
笑えるのだが、モーツァルトのような服装で、金色の髪を後ろでひとつに束ね眼鏡をかけている。
栗色の髪をしてそばかすのある召使風の少女を逃がすために、ジャングルのようなところを旅している…のだが、微妙にチャチなジャングルで、あきらかにぬいぐるみなライオンがいたりした。
一昨年あたりに見た夢。
住んでいるアパートのベランダの物干し竿に、バッタの死体が三つ、ぶらさがっている。普通の大きさのが一つ、あとの二つは30cmはあろうかという大きなもの。
気味が悪い、と思っているのだが、なぜかいつのまにか口の中にその大きなバッタの死体が入ってしまい、台所で必死になって口からその死体を掻き出しているところで目が覚めた。
部屋で眠っていて目を覚ますと、いつのまにか部屋中が虫だらけになっている。
ありとあらゆる虫だ。蜘蛛、羽虫、…とにかくそれらで部屋も布団も埋め尽くされている。
いつもうなされて勢い良く起き上がるのだが、目が覚めてからも残像のように部屋の中に虫の影が見えて、その後はなかなか寝付くことができなかった。
これは、働き出して数年で見なくなった。
高校生のとき、文化祭の手前に三年連続で見た夢。
舞台は文化祭前日、放課後の学校。
「鬼が出た」と学校中が大騒ぎになる。
私も急いで校舎の外へ出ようとする…ここまでが、一年目。
二年目、ほぼ同じ。ただ、鬼ともう少しで接触してしまいそうになる。
三年目。
階段の途中で鬼に出くわす。鬼、と言っても、本物の鬼ではない。般若の面をつけた、ただの人間だ。
だが私は、その鬼と真正面から向き合った瞬間、「ああこれは母だ」と気付いた。
同時に面が外れて床に落ち、まっぷたつに割れる。
面の下から出てきたのははたして母の顔。
見られたくなかった、という声を聞いた気がする。
夢占いの類はよくわからないのだが、私は母の強い希望で、母の母校へ進学していた。
大学を卒業するまで、私はよくこの高校の校舎が変形したような無人の建物の夢を見ていた。
小中と同じ学校に通っていた(けれど特別仲が良かったわけではない)友人と二人で何かの講演会に参加した。
思ったより早く終わったし、お茶か食事でも…と言いながら駅の階段を上って行って、自分だけが行き止まりの階段を上ってしまったことに気付いて慌てて駆け下りた。駆け下りる途中、階段脇にあったエスカレーターのところで子供が泣いていることに気付く。
子供は下りのエスカレーターの前でへたりこんでいて、少しバランスを崩すとそのまま下に転がり落ちていってしまいそうだ。
咄嗟にその子供を抱き上げると、泣いていた子供は嬉しそうに笑った。
保護者はいないだろうかと辺りを見回したが、それらしき人はいない上、一緒にいた友人が私に放っておかれたと不機嫌になっている。
ああしまった、と私は抱いていた子供を下ろすのだが、そのときにはすでに友人は別の誰かと一緒に行動する話を始めている。
かちんと来た私は、「用を思い出した」と見えすいた嘘をついて彼女らと別れた。(2007/2/18)
紳士的で少しシャイな男性との間に、大学生になる息子が二人と娘が一人。
四人揃って朝食をとっている。
そんな年齢なら結婚してずいぶん経っているはずなのに、私は娘の頃の気持ちのままその男性が好きで、男性は私の愛情表現に大いに照れている。(2007/2/5)
夢の中でわたしは男になっている。
権力者のところへ嫁がなければならない少女を逃すために、ある不思議な生き物を授かり、その生き物の背中に、少女と、彼女の親族たちの荷物を乗せて旅に出る。
その動物は、ぶた。
本当は、てのひらに乗るくらいの小さな小さなぶたなのだけれど、「荷物を運ぶために大きくなってほしい」と頼むと、一生懸命前転をして大きくなってくれる。
一回転すると小さな貯金箱。
もう一回転すると、ぶたの形の小さなひきだし。
五度、六度と回転して、ようやく、ふつうサイズのぶたになる。色は、つやつやとした暗い灰色。
たぶん雌のぶたで、夢の中のわたしは、そのぶたが可愛くて、あと思い荷物を担がせるのがふびんで仕方ないんだけど、一生懸命がんばってくれる姿が愛しくてならない。
逃がしてやろうとしている少女の親族たちが、ぶたは頑丈だからと乱暴に荷物を置いたりするのを叱ったりしながら、かわいいぶたと旅を続けていく。(2005/12/4)